近年の家庭学習の現状
家庭学習出来ていますか??
頭を悩ませるところだと思います。
広報伊万里によれば、伊万里市の平均家庭学習時間は全国平均を大きく下回る結果となっております。
小6 中3
中学生になると2時間以上の勉強時間の生徒が全国平均と大きく差が開いていることがわかります!
ここ3,4年で大きく変わった保護者様からの悩みは
「家で全く勉強しない」「スマホ取り上げたらゲーム、ゲーム取り上げたらタブレットでYouTube、、いたちごっこで疲れました」
わかります!ひじょ~~にわかります!!
私自身も小学1年生の息子がいるのでわかります!
平日は、サブスクの動画でエンドレスワンピース(終わりがなく延々と見続けます)、飽きたらYouTube。。。休日はswitchでゲーム三昧。止めようにも怒り出したり、、、、
小学1年生でもこのような状況ですので、高学年になったときの恐ろしさを今から感じております。
スマホやゲームは悪だ!で済ませるつもりはありません。スマホは我々の生活になくてはならないものになりつつあります。それを全く扱えない大人になってもらっても困りますよね。
私自身もゲームによって特産品を覚えたり、戦略を練ったり、悪い側面ばかりではないと思います。
悪影響になる3つの要素
ここ最近のゲーム、スマホなどで悪影響となるのが、
インターネットの普及による
【つながり】【終わりのなさ】【刺激の強さ】
です。
【つながり】
家にいながらも友達と会える手軽さ。中学生でも良く聞きます。「今日10時に〇〇(ゲームの名前)集合ね!」夜の街をうろつくわけではないですが、簡単に他者とつながりあえるからこそ中毒性があります。
SNSもそうです。LINEが鳴るたびに集中力が切れ、インスタ、TikTokを何気なく2時間見続ける、、、大人でもそうなのに子どもたちが抗えるはずがありません!
【終わりのなさ】
もう保護者のかたもお分かりだと思います。終わりがないですよね。ゲームもYouTubeもサブスク動画チャンネルも。見たいときにいつでも見られる。
スマホでゲームもエンディングがありませんよね。私にはあまり理解ができないのですが、終わりがないゲームってそもそも面白いんですかね??
これからどうなるんだろう!この最後はどうなるんだろう!って気になって気になって進めていくものが私はテレビゲームだと思っておりますが。。。
【刺激の強さ】
YouTubeは特にそうですが、刺激の強いコンテンツが好まれますよね。
もちろん、動画を再生してもらうためにはどんどんエスカレートするのは当然だと思います。
しかし、次々に早口でまくし立てるように話す動画や、自分ではできない非現実的な内容を見続けて、現実の刺激が物足りなくなってきているような子どもが多くなってきている気がします。
さらに感じることは、現実世界の大人の話が耳に入りにくくなっているような感じがあります。早口だったり、字幕がないと内容が入りにくいような、話していてそのような印象を受けることがあります。(決して私の話がつまらないわけではありません、決して💦)
時代のせいにしても始まらないので具体的に家庭学習では何をどうするべきかをお伝えいたします!
家庭学習の方法
【「しないこと」を決める】
おいおい前田先生!家庭での学習をしたいのに「しないこと」を決めるってぇのはどういうことだい!?
と、思われたでしょう。
まずは「しないこと」を決めましょう。
何をしないかというと、デジタル機器を見る、漫画等の誘惑を「しない」と決めましょう。
まずはそこからです。
絶対にこの2時間はデジタル機器、漫画等の誘惑はすべて見ない。遊ばないと決めましょう。
そんなことで家庭学習ができるようになるのか疑問ですよね。
しかし、2時間その類のものを見ないことは結構難しいです。
調べものをしようとするとスマホを手に取り、通知が来ていたのを返信し、ついでにSNSを開き、、、あれ、何調べようとしていたっけ??
大人でも多くあることが子どもたちが自ら抗い、調べものだけ!とはならないことは容易に想像つきますよね。
まずは、することより「しないこと」から決めてみてはいかがでしょうか。